この状況下で新日鉄などの高炉メーカーは「段階的な価格交渉を」などといっており、メーカー側とサプライヤー側に大きな隔たりがある。
今年の1-3月はこのダメージから各企業の決算対策も含めて緊縮経済が続くが、4月
以降の価格交渉も同時に進むため市場は2重価格に苦しめられる展開が続く。
いづれにしても住宅も製造メーカーも少ないキャパの取り合いの構図は大きく09年度中
は変わることなく続くと思われる。いかにスリムにして自らの得意技をアピールできるかが
鍵となっていこう。。
鋼材の国内需要は大手企業のひも付き材以外は低迷を続けている。
しかし、原料(鉄鉱石・スクラップ)・燃料(石油・石炭)の価格の高騰により
メーカーは大幅値上げを迫っている。今年の4月までにはkgあたり10円~15円の
大きな値上げがうわさされている。
建築基準法の改正の影響による建設用の鋼材需要の落ち込みは対前年比60%
程度に下げ幅は縮小したものの、未だ低水準で推移し、住宅はもとより内装、
土木、設備投資とあらゆる分野に波及している。そのため、地元中堅中小企業の
仕事が薄い状況が長引き、経営そのものにダメージを与えつつある。
需要の落ち込む中での鋼材単価の上昇により今後は材料確保の難しい状況が起こり
得る。
この流れは早くても5月、遅ければ本年秋口まで影響を与え続けそうである。
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2005年も夏場までは市況が安定して推移。一部H形鋼などを中心に現在の仕事を取ろうとして仕入れ単価の動きは無いにも関わらず問屋間での価格競争になったため単価が変動した。
条鋼類の在庫減少も進み、今後はいかにものを確保できるかという競争に入る局面。
単価は横ばいで推移すると見られるが建築物件などの大型受注が見込めれば大きく値上がりに転じる可能性もある。秋需と呼ばれる鋼材の需要期がいつごろからあわられるかに期待が集まる。
道路受注、橋梁受注などが9月から再度行なわれる予定になっているため、その動きも鋼材全体の価格に影響を与えそうである。
2005年に入り市況は踊り場かと思いきや、東京製鐵の条項類の値下げの記事と新日鉄の鋼板値上げ、鉄鉱石の7割UP、構造用鋼の供給不足に伴う価格UPと品種による価格体系の多元化が進行し出した。
商社やディベロッパーの原理での価格変動が大きな要素として台頭し、今後はユーザー生産者の価格対応が必至な状況であるが、どうこの状況を各ユーザーが乗り切るかが焦点になる。
いずれにしても好調な自動車産業に引っ張られて国内の鋼板類の需給は逼迫が続くであろう。
『叩き売り』に近い鋼材供給者の売り急ぎへの警戒を強めないといけない。与信高とキャッシュフローの戦いになってくると思われる。
お盆休みをはさみ、一時は需給の見合いが進み、一部に動きは鈍った。
メーカーの供給縮小はさらに進み、今後は各流通が単価もさることながらものの調達難に悩まされそうだ。需要の度合いによっては流通の再編を進める動きへと変わる可能性もある。
ものの確保を優先するあまり、キャッシュフローが一時的にショートするなどの信用不安も起こりそうだ。今後の動きを注視してあせらずに、先を見据えた動きが必要とされる。
7月より一旦鋼材価格は落ち着いたようにみえたが、鋼板特に厚鉄板の量の確保が非常に難しくなってきている。メーカーの減産、引き受けカット、納期の遅れにより各所で切板母材の調達が難航している。受注量が未だ少ない中ではあるがメーカーの供給量が今年はじめから激減している状況が大きく響いてきている。今後も造船や自動車などの需要に引っ張られて品薄感はますます募ってくるであろう。品薄からの単価高騰ももう一段階ありそうだ。
また、二次製品も上げは必至で角パイプの品不足が大きく進行している。
H形鋼など価格高騰が先行していた品種は一服感がただようが、今後は角パイプ・C形鋼など2次製品が大きく単価UPになりそうだ。中でも角パイプ・コラムは歯抜けサイズが出始め、量の少しまとまったものは名古屋・大阪ともメーカーロールですら見積もりも出ない状況になり始めた。厚板も5月末の輸入材の再開にあわせて単価は輸入材の7万円近い単価を上回ること必至の状況。品薄の中での需要の低調なまま単価のみが大幅アップが続きそうだ。
4月に入り、スクラップ高が一服したかにみえるが、鉄鋼各メーカーをはじめとする川上の見方は、さらに材料供給のひっ迫を予想し、単価UP、採算改善を唱える状況が進んでいる。スクラップの上昇も再度始まるという見方が主流で、夏場に向けての各メーカーの供給量の減少からさらに市中には在庫の無いものが出始めている。厚板・SC材など本来値上げの影響が出にくい品種へも大幅な単価改訂が進んでいる。単価よりものの確保に主眼が移ってきている。
3月も中旬に入り、名古屋地区日替わりでの相場の急騰は週替わりくらいへ移行。
まだまだ異常な単価高騰は続きそうであるが、鋼材品種の中でもH形鋼やL、チャンネル等から鋼板、酸洗鋼板、角パイプ、C形鋼、表面処理、特殊鋼などへ高騰商品が移行していく様相が強くなって来た。
品薄感と先高観からの早期大量手配の動きが市場に出始め、単価高騰に拍車をかけている。
年度末をにらんでの各メーカーと加工所の単価交渉の動きにも材料単価を反映する動きが進み、品薄感とあいまって徐々に市場に浸透していきそうだ。
3月に入り名古屋地区が先導して価格の東京製鐵の発表を上回る勢いの上昇が進む。
チャンネルの5x50x100や鋼板の6t、3.2tなどのメインどころのメーカーロールをスキップ
するところも出て、市場の混乱は進みそうだ。各加工所の材料薄のための先物買いが始まる
とますます、市場のタイト感をあおることになりそうだ。あせらず、先を見据えた材料調達が
この時期だからこそ必要になりそうだ。
さらに、23日には東京製鐵の10円/kg以上の上げを表明。今後一気に上げが強まり
3月期は特に売り控えが急激に進行する可能性が高い。各社とも自社の在庫品を如何に
確保し、自社顧客への材料を欠品しないようにするかに市場の焦点が移っていく模様。
2003年初 品薄のためサンセン鋼板、薄鉄板の価格上昇が始まった。
2003年は夏場に向けて価格と在庫状況の落ち着き一服感がただよった。
しかし、2003年末から鋼材市況は急変。中国への予想をはるかに越える輸出活況と価格オファーの高騰が始まった。
さらに、これに拍車をかけて、スクラップの品薄と、鉄鉱石・コークスの原料不足に伴う、世界的価格急騰が年末より進みだした。
2004年初から日本市場も中国への供給の影響を一手に受けるようになり、市況は急騰。
国内材料薄と各メーカーの輸出シフトも重なり、品薄と材料高が大きく進行する。
今後も各メーカーが原料調達コストが急騰する予測と、トヨタなどの大口顧客への価格交渉がkg/円で10円~15円で妥結しそうな状況をみて、再度急速な値上げ進行が予想される。
今年中には鋼材全般の平均単価が70円/kgに達するとの見方も市場に広がりつつある。